もっと充実した人生を送りたい―――
2度の転職をするも、3社目はわずか3ヶ月で退職…。
30歳過ぎても、恥ずかしながら人生迷子。
それでも、本当にやりたいことや夢に向かって生きていきたい。
自分の「夢」を見つけて叶えるため
日々、神様ガネーシャより出される「課題」に対し、本気で取り組んでいく
そんな過程を綴っています。
今回の課題(テーマ)
好きな匂い、物、人、場所を見つける(好きな匂いを見つける)
今回の課題はこれです。
課題の意図(結論)
今、自分の頭と心には『他人の好み』がべったりと貼りついてもうてるからな。でも、それを少しずつ、少しずつ、剥がしていって、自分がほんまに好きなもんを掘り起こすんや。そうすれば、自分が本当にやりたいこと――夢――も、おのずと見えてくるからな
※夢をかなえるゾウ0 P143 引用
ガネーシャはこのように課題の意図を解説しています。
成功者の例(具体例)
◆アインシュタイン、ダーウィン など
家族や周りに非難されながらも、自分の好きなことを黙々とやり続けた
実際に取り組んでみた(検証)
書籍では、「好きな匂いを見つける」という風に課題をだされていた。
主人公は、半ば諦め気味に立ち寄ったもんじゃ焼き屋で嗅いだ「匂い」がきっかけで
大好きだったおばあちゃんのこと、本当はもんじゃ焼きが好きなこと、
を思い出していくというものだった。
本書になぞらえて、自宅の「トイレ」の匂いから嗅いでみることとした。
特に良い匂いがするわけでもなく、悪臭を放つわけでもなく。
この無意味な行動をしたところで早速開始していく。
たくさんの匂いを嗅げるようにと、駅前のフレグランスショップを目指した。
多少不審者に見えたかもしれないが、道中では、道端の木々や小さな花の匂いも嗅いでみながら向かう事とした。
木々や花のわずかな香りは意識的に嗅ぐことでようやく、そこにある匂いを感じられるようだった。
思えば、コロナ禍においてマスクの着用が当然となり、こうして匂いを感じる機会も減り、
皆、「匂い」に鈍感になり、たしかに忘れ去ってしまっていることへの課題なのではないかと感じた。
そんなことを感じながら、お目当ての「ザ・ボディショップ」に到着した。
近場で香りをたくさん嗅げそうな場所、ということで思い浮かんだのがこの店だった。
男一人で店内の品を物色するのは多少身が引けたが、これも課題のため!と勇気を振り絞り
多種多様な商品の匂いを嗅いでいくこととした。
率直な感想としては、どれも良い匂いではあり、華やかな気持ちになれるものも多かったが、
たしかに課題の意図はこういうことではない気がした。
5~6種類の匂いを嗅いだところで、嗅覚がマヒしたように、
もはや何が良い匂いなのか、それすらよく分からなくなっていた。
しいて言うなら、フルーツ系の匂いが好きかもしれない。
ということがなんとなく分かった…かもしれない。
その後も駅前を探索し、匂い探しを続けてみた。そのときのメモを以下に紹介する。
◆少し良い匂い
- パン屋さんの店内の匂い
- カルディから香るコーヒーの匂い
- 中華屋さんの換気扇からの匂い
◆少し嫌な臭い
- 電車で隣に座った人の臭い
- デパート1階の化粧品エリアの臭い
- 暖房のむわっとした臭い
ただ、なかなか「好きな匂い」と確証を得る感覚もなく、やりきれない気持ちだった。
気付けば、すっかり昼時も過ぎていたので、昼食をとることとした。
遅くなってしまったので、すぐ近くにあった「吉野家」に入ることとした。
吉野家もなんだかご無沙汰であった、学生時代はよく通っていたな。
ふと、大学時代の卒業論文で「吉野家」について書いたことを思い出した。
それも、いかに吉野家がおいしいか、それを熱弁するという
とても論文と言えないようなものだったけれど…。
そのとき、はっと心に違和感を感じた。
なぜなら、今の自分には、
一言さんお断り!知る人ぞ知る!のような
実際にも無理して背伸びして入り、肩肘張りながら一人酒を楽しんでる「ふり」をするようなお店
そんな店を「好き」とか話すんだろうなという感覚があったからだ。
本当の自分はチェーンとか、B級グルメとか、そんな身近飯が好きだったんじゃないか?
年を重ねるうちに、話題の料理や店が好きだと言った方が格好良い、すごいと思われる
要は他人からどう思われるかが自分の好きなんだ、となっていたことに気が付いた。
そうしてはじめて、ガネーシャの言っていた意図を理解できたような気がした。
本当にすきなことは他人の視線なんか関係ないはずであるにも関わらず、
そこに捉われてしまって、自分で自分が好きなものなんて分からなくしてしまっている。
だから、「本当は」好きなもの、であるものなんだと深く感じた。
─────────
実はそう思えるような出来事がもう1つあった。
食事を終えた帰り道、住宅街にひっそりあるこじんまりとした公園から、
男の「ラップ調の声」が聞こえてきたのだ。
そんなに大きな公園ではないものの、1本横の道のここまで聞こえてくるのだから、
まぁなかなかのボリュームだったと思う。
こんな開かれた土地で大きな声で歌うことが恥ずかしくないのだろうか?
と正直よぎってしまった自分をすぐに猛省した。
あぁ、こういうところなんだ。
「本当は」自分の好きをまっすぐ貫いている人の方が格好いいはずなのに。
他人の視線を気にするのでなく、自分の好きを貫きなさい。
そう念押しされているようだった。
きっとガネーシャがあのラップの若者と引き合わせてくれたのだと思った。
運命的だった。
ありがとう、ガネーシャ、若者。そっとだけど応援してます。
課題を通じて学んだこと(まとめ)
それでは今回のまとめです。
他人の視線に捉われず、本当はある自分の好きを見失わないようにすること。
べったり張られた他人の視線を剥がし、掘り起こしていくと、
そこに自分の「好き」がある。
きっと、既にべったりと張られ、剥がすのはなかなか大変かもしれない。
だから、奥底にある自分の声や感情をよく聞いて、そこにあるものを大切にしたい。
特にメモをしたり、リストを作ったり、忘れないようにする工夫が効果的。
ぜひ、皆さんも取り組んでみてください。
きっと、夢の実現への小さな一歩になります。
帰宅して、愛猫2匹を抱きしめ匂いを嗅いだ。この匂いが好き、そう思った。
まもなくして帰宅した奥さんの匂いも嗅いだ。課題なんだ、となぜか必死に伝えた。
なぜか、猫と同じような匂いがした気がしたけど、
自分にとってのこの好きを大切にしたいと思った。
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